バーンアウトとは、別名「燃え尽き症候群」とも呼ばれています。仕事などに夢中になって没頭した結果、心身が疲れ果てて、突然燃え尽きたようにやる気がなってしまう症状です。多くの場合は、仕事への極度の没頭によって、絶えずストレスにさらされることが原因で発症します。ここでは、バーンアウトの代表的な症状を挙げていきたいと思います。
まずは、身体的な症状です。身体がいつも疲れている、頭痛や腹痛、不眠など、体調不良という形で症状が現れることがあります。次に精神的な症状。無力感や絶望感、イライラ、不安、憂鬱など、マイナスの感情が増えます。それに続けて、やる気も低下してしまいます。仕事などへの情熱や興味が失われ、何事に対してもやる気がなくなります。そして、行動力も低下するとされています。物事への集中力がなくなり、仕事や家事など日々こなすべき事柄の遂行に困難を感じることがあります。
最終的には、何もできない自分に対して嫌悪感を抱くようになり、自己肯定感の低下が起こるとされています。自分を責めやすくなり、自信を無くし、自分の能力を過小評価する傾向が強くなってしまいます。
上記のような症状が進めば、身体の抵抗力は低下して病気にかかりやすくなり、仕事や家事の質も低下して快適な日常生活を過ごせなくなります。悲観的な考えが強くなり、最悪のケースでは自殺や過労死といった命に関わるケースもあるため注意が必要です。バーンアウトを防ぐためには、適切に休息をとり、心身ともにストレスを溜めないことが重要になります。人生は身体が資本です。どんなに忙しくても食事と睡眠をしっかりと確保し、身体を労ってあげてください。